私の知らないバブルの頃は,民間企業では寿退社は当たり前だったようだ。 男性社員は忙しく,今でいう「婚活」をする時間もない。 故に男性社員の入社式で「君たちに選りすぐりのお嫁さん候補を見つけておいた」なんてことを幹部が話したということも聞いたこともある。 そういう対象としての女性だから「恋人アリ」の女性は要らない。 私より何年か前に就職活動をしていた知人は面接で「恋人がいますか?」との質問に 「別れます」と答えたと聞き驚いたのを覚えている。 そもそも女性社員に仕事力を期待していなかった時代なので, 女性の仕事は所謂「雑用」,お茶くみ・コピー取り・資料綴じのイメージがある。 そういう仕事をする人に高い給料を払うのはもったいない。 安く使える女性=高卒・短大卒の若い女性,だっただけだと思う。 企業からしたら,給料の安いうち(つまり若いうち)に,辞めてくれれば, またもっと若い女性(もっと給料の安い女性)を雇える。 ついでに社内の男性社員と結婚してくれれば,安心,ということだと思っていた。 ま,私には関係のない世界の話なので,理屈では理解しただけですがね。 今の若い人たちには謎の制度なんですね。